【マレーシア生活】ヘイズがヤバい
マレーシアに行く!となって初めて知ったのですが、マレーシアにはヘイズと言うものがあるのです。
ヘイズって何?って思いますよね。
これがヤバいのです。
ヘイズって何?
ヘイズ (haze) とは、現代の気象用語としては、乾いた微粒子の浮遊により視界が悪くなる煙霧を意味する英語だが、伝統的には微粒子により視界が悪くなる現象全般をいう。
なお、東南アジアにおいて越境汚染として問題となっている煙霧について、日本語文献では「ヘイズ」と呼ぶ
と、Wikipediaから引用しましたが、大気汚染のことです。ここマレーシアでは非常に深刻な問題になっています。
インドネシアで起こっている森林火災やプランテーションによる野焼きによって、有害物質を含む煙が発生し、それが風に乗って近隣諸国であるマレーシアやシンガポールなので人的被害を及ぼしている、と言われていますし、Wikipediaにもそう書かれておりますが、新聞によるとインドネシアは「ウチだけの問題じゃない。マレーシアでも森林火災とかあるだろう」とのことらしいですが…
難しい国際問題の一つですね。
日本にも黄砂とかPM2.5とか大気汚染のニュースはありましたが、ここにもあるのね。。
街が霞んでる
日本での黄砂やPM2.5の問題、正直私はあまり気にしていませんでした。
黄砂はせいぜい車の掃除頻度を増やさないといけないなと思う程度で、有難いのか鈍感な呼吸器を持った私は大きなトラブルを引き起こさずに過ごしてきました。
ところが、ヘイズはその比ではないようなのです。
8月、私たちがマレーシアへ移住したころは既にヘイズのシーズンでしたが、正直よくわからず。
ただ、同じコンドに住む日本人家族の方が「今年はヘイズが酷くて、外に出てると気持ち悪くなっちゃう」と言うのを聞いて、「へー、そうなの?」と能天気に思っていました。
8月後半の新聞では「今年のヘイズは9月半ばまで続きそうだ」と深刻そうに書かれているのを見て、「あぁ9月半ばには終わるのかな?そしたらどれだけすっきりしたマレーシアになるのかしら?」と思っていたのですが…
9月半ば現在!
街が霞んでいます!
能天気な私でも、1か月ちょっとしかマレーシアに住んでいない私でも「こりゃ、曇りってわけじゃない。大気汚染で霞んでいるんだわ」とわかるほど(まぁ、前情報がなければ相変わらず能天気に「今日は曇り?」とか思っていたかもしれませんが…)霞んでいる!
学校閉鎖・自宅待機
それだけなら「あぁ大気汚染って深刻だな」と思う程度でしたが、
学校が休校になりました。
生徒は自宅にいるよう命じられました。
これは日本でいう台風張りに大変な気象現象なのだということが、ようやっとわかりました。
マレーシアの文部科学省的なところからは「各学校の判断に任せる」となっていましたが、兄助の学校からは連日「課外活動は中止」と言う連絡が来ていたかと思ったら「数値が悪化したので今日は1時半には完全撤収。明日は休校。明後日以降は随時連絡。」とお達しが来ました。
そしてついにお国の方から学校は休校措置を取るようお達しがでました。ネーネのプレスクールも順次休校になりました。
チビ助のナーサリーは、さすがに働くパパママの子どもたちも通う場所でしょうから「休校にはしない」と連絡が来ましたが、「室外には絶対に出ない」「移動手段はよく考えて登園するように」という連絡が合わせてきました。
数値を見てみる
学校からの連絡で「数値が200を超えたら休校」とあったので、ネットで検索してみました。
Air Polution Index(API)、ネットだとAir Quality Indexとも出てきますが、
これが現在クアラルンプールでは190overなのです。
ちなみに東京も見れるようなので検索してみたところ20~40くらい。雲泥の差!
東京生まれの東京育ちの私は特に東京の空気がまずいと思ったことはありませんでしたが、それでも東京の空気がきれいだとも思ったことはありませんでした。だって確かに田舎に帰った時のが空気は美味しかったから。
でも比べる場所が違えば東京って割ときれいなんだ!なんて思ってしまいます。
更にこちらのサイトでは、1年分の数値の結果も見れるようなので見てみると去年の10月~今年の6月までは数値は0でした。
しかし6月末から一気に60前後に上がりだし、9月の中旬にきて一気に跳ね上がったようです!
新聞の内容を勝手に「9月半ばで終わるんだー」なんて解釈していた私は大間違いでした!
「9月半ばがむしろピーク!爆上り!」でした。
喘息ネーネの状況
こんな状況でウチの喘息持ちのネーネが心配です。
ネーネのプレスクールも休校になって丁度良かったです。
日本で低め安定だった彼女の喘息の状態は、マレーシアに来てからも変わらず。ほぼ低め安定です。常用薬を内服し、適宜発作時には私の判断で吸入薬をし、それで何とか保ってきました。
実はまだ日本から持参した薬が何とかあることと、大きな発作が出ていないこと、他の子どもたちも多少体調を崩したりしても持参薬の範囲で何とかカバーできているお陰で、現地の病院にはまだかかっていません…。
小発作程度で何とか済んでいたし、日本にいる時に彼女のアレルゲンなんじゃないか?と思っていた使い込んだベッドやぬいぐるみから隔離できて今後は落ち着いていくのでは?なんて希望的観測をしていたので、ヘイズによって中発作・大発作が起きる可能性のある状況になってしまったためちょっと怖いです。発作が起きたらどこに駆け込もう…。
差し当たりは発作が起きないように極力自宅で、この酷い外気に極力さらされないように予防に努めつつ、頼れる病院を探したり聞きこんだりしよう。