【マレーシア生活】本帰国準備・学校の退校手続きと日本の学校の転入
本帰国前にすることの一つに子ども達の学校の退校手続き、があります。
とはいえ、入るときはあんなに色々書類を集めたり大変だったのに辞めるのは一瞬。
それでも一瞬なりにやることはあったので書いておきます。
本来であれば…
本来であれば入学当初に支払ったデポジットを返金してもらう手続きが必要でした。
退校手続きというか、デポジット返金。
もっと大きな学年であれば成績表やらここまで学校に通った証明書などをもらって次の学校に行くのかもしれませんが、
我が家の場合、兄助だけが小学生で次に行くのは前まで通っていた区立の小学校。
転出前に区役所で確認しましたが、区立の小学校であれば特に何か必要な書類等はなく「校区内に住民票があれば自動的に通える(最近は校区がない地域もありますが)」とのことでした。
ただ、今回はコロナ騒ぎに起因した想定外の早めの本帰国。
デポジットの払い戻しには辞める1月前であったり、1学期前であったり期限が決められているので、こんなギリギリでは到底返してもらえません。
そして学校側も今はどこも実際に生徒が通えず手探りの中、どうにかオンラインレッスンなどで満足度を下げずにお金を支払い続けてほしいという感じでしょうから、返す気は到底ないでしょう。(規定に決められているので、最初からあきらめていますけどね)
もし決まった時期に辞めることを決めているようなら、デポジットの返金申し込み期限は十分注意して確認しましょう!
で、実際のとこウチは
我が家はデポジットも戻ってこないし、払う分は既に払ってあるし、というのでメール一つで退校自体は完了してしまいます。
ネーネ・チビ助の学校は本当にメール一つで終了しました。
もうすでに2か月分支払わず、オンラインレッスンも一切受けずにいたので、先生側も何も言うことはないようです。
兄助の学校はもう少し規模が大きいので担当者が色々いて似たようなメールを何度か色んな人に送りましたが、結局メールで事足りました。
兄助は相変わらずオンラインレッスンは受けていますが、今学期分のお金は既に支払い済みなので当然の権利です。なんなら日本に帰ってからも自宅待機期間を経てからの転入になるので、自宅待機中はマレーシアの学校のレッスンを受ければよいか、と思っています。
大変だったのは荷物の回収…
退校手続きは簡単でしたが、学校においてきた荷物の回収はちょっぴり大変でした。
ネーネ・チビ助の方は歯ブラシくらいなのでまぁ諦めるとして…
ただ、兄助の方は学校にがっつり教科書も今までの作品も全て残したままです。
※兄助の学校は置き勉みたいです。
まず連絡を取る
というのも、今はコロナのせいで先生たちも必ずしも学校にいるわけではないのです。
かつ、それ以前からアポイントを取って用がなければ中に入れないという厳重なセキュリティ。子どものためには安心です。が、なかなか親も入れません。
担任の先生に帰国前に荷物を取りに行きたいことを学校連絡アプリ越しに伝えます。
「チームリーダーの先生に伝えておくわ!当日はセキュリティが一緒に部屋まで行くことになるけどいいかしら?」
もちろん問題ありません、と日時を決めました。
セキュリティにひっかかる
当日はいつも授業参観で行くのと同じようにタクシーで向かいました。
タクシーで片道30分前後。そして今はCMCOのせいでタクシーには2人しか乗れません。
兄助と一緒に行っても良かったのですが、兄助一人連れていくと下二人が激しくブーイングすることが目に見えたので、そして往復だけで1時間かかってしまうので、同じコンドミニアムのママ友に子ども達をお願いして学校に向かいました。
暑い車内でした。。そしてそういえば朝からあまり水分を取っていないのでした…
最近ショッピングモールやスーパーなどでお決まりの検温がここのセキュリティでもありましたが…
なんと
37.2℃
まぁ実際には37.5℃を皆基準にしているので基準未満ではあるのですが、よく見かける通常の体温より高く出てセキュリティも私もお互いにびっくり!
扇風機の前で体温を冷やすよう指示を受けました。
その後も何度か計り直し、合格値が出るまで10分弱かかりました。
鍵が開かない…なんでだか誰もわからない
ようやく中に入れたと思ったら、今度は教室のあるホールへのドアが閉まっている…。
セキュリティの人が開けてくれるんでしょ、と思っていたら彼もなんで?って顔している。
もう一度入り口まで戻って、生徒の名前は?クラス名は?誰先生に許可を取って今日はきたの?と確認され、
それをもとにセキュリティの人たちもどこかへ電話をかけて確認。
なんで?
30分かけてここまで来たのに、子どもも預けてきたのに今日荷物持って帰れないの?
え?
そしたら、最終的に
ホールの掃除をしていたおじさんがカギを閉めて掃除していたというだけのオチ。
おい!
なんだよもう…。
結局ここで30分時間を食いました。
山盛りの作品集を持ち帰る
最終的には何とか教室内に入ることができ、教科書やらノートやら山盛りの作品集を持って帰ることができました。
作品集は一部しか見たことがなかったので、あまりの量にびっくり!
英語に不慣れながらもいっぱいいっぱい頑張ってきたんだなーというのを実感しました。
たどり着くまで少しばかり大変だったけど、やっぱり取りに来れてよかった。この頑張りはちゃんと日本に持ち帰らねば。
日本の学校の転入
日本の学校は公立の小学校であれば特別に書類など必要なものはないということでしたが、今この時期だからこそ用意しておかねばと思っているものがあります。
それは、担任の先生また同級生の保護者の方たちへの手紙です。
コロナが騒がれている今、日本の普通の小学校に「海外から帰国してきた子」が同じくらいになる、となったら不安を感じる人がいると考えられます。
不安から差別になり、万が一兄助がいじめにあいでもしたら…と思ったら事前に詰める芽は摘んでおかねば。
要点としては
- マレーシアは日本よりも常にコロナの感染者数が少ない状態で経緯していること
- マレーシアでは3月18日からLockdownが開始し、私たち家族も家にずっとこもっていたこと
- その間、熱や咳、鼻水など症状は家族を含め一切なかったこと
- 帰国してからも2週間自宅でこもりきりの生活であること(今後の予定)
です。
こちらを伝えることで我々が海外帰国者とはいえコロナウィルスに感染しているリスクが極めて低い人間であることが伝わるといいな…と願っています。
そして大事なのは兄助が登校するより前にこの情報が伝わることだと思っています。
登校と同時にこの情報を子どもなりお手紙なりで伝えた場合、
「マレーシアに行っていた兄助君がまた今日から学校に来るようになったよ」
だけが保護者に伝わる可能性があります。
危険!
登校前に情報を伝えることで
「兄助君がもうすぐ学校に来るんだって」
から
「今日兄助君が来た」
になり、自宅待機がちゃんと伝わること、なおかつできるならマレーシアでの私たちの引きこもりっぷりも伝わってくれた方が安心です。
日本は何だかんだ村社会ですからね。周囲に不安を与えないように配慮しながら戻らないと。。どうか杞憂に終りますように。