【マレーシア生活】意味のない検温
今日は小ネタを一つ。
マレーシアでは新しい習慣として「Social Distance」と「手洗い」を奨励されていますが、
その他新しい日常風景としてあらゆるところにある検問があります。
ショッピングモールの入り口、スーパーやお店の入り口、駅の改札前、学校の入り口…
この検問では基本的には
- 検温(おでこでピッとする非接触型)
- 消毒(消毒液の中身が何かは不明。時々アルコール臭じゃない何か…)
の二つですが、ところによっては
- 名前・パスポート番号(マレーシア人は国民番号)・スマホの番号の記入
があります。
この中の検温なのですが、毎日何人も何人も何十人、何百人とやっていれば飽きますよね…気持ちはわかります。
でもね、基本に立ち返って「なんで検温しているのか」っていうことを忘れないでほしい。
無意味な検温1:結果を見ない
これは以前もちょろっと書きましたが、スーパーなど特にMCO中も開店していて、この検温に慣れきっているセキュリティの方たち。
もはや結果を、見ない!
ぴってして、シュッとする
ぴってして、シュッとする
ぴってして…
見て!見て!
大体皆熱ない人が買い物に来てはいるだろうけどもね、ぴってするなら見て!
無意味な検温2:下がればいい
もう一つの意味ないパターンが、結果は見るんだけど、熱があったら「扇風機の前で体温を冷やして再検しよう」というパターン。
駅で見かけました。
確かにね、電車乗りたいし、ちょっと外歩いてて暑かっただけだと思うし、1回ではじかずに1チャンくれるのは有難い気もするけど…
扇風機の前で一時的に体温冷やすことに何か意味ある?
マレーシアの扇風機って結構強力なので、真ん前でしばらく当たると確かに表面は温度下がります。
でもそれって、表面温度が下がっただけで、内部の温度は大して変わらないよ?
本当に感染してたらどうするの?検問の意味なくない?
しかも結構な人が「んーダメだ、扇風機」と扇風機の刑になり、扇風機前で体温を下げる人が5-6人たまる事態になっておりました。
そこ…密です!
扇風機によって風通しは最高にいいかもしれませんが、結構密です。
そんな沢山の人間が引っかかっているのも問題だし(もしかしたら機械壊れてるのかも?)、熱が高いから下げてから通せばいいっていうのもおかしいし。
多分正しくやるなら、非接触性の体温計より接触型の体温計の方が正確だから、はじいた後は脇に挟む接触型の体温計でチェックするとかね。
因みに私も引っかかりって扇風機を命じられましたが、やってられるかい!とタクシーで帰りました。
タクシーは「症状ないよね?あったら乗せないから!」という事前のメッセージのみです。
無意味な検温3:サーモグラフィ…見ない
場所によってはサーモグラフィのカメラがセットされている入り口もあります。横に監視員がいて、疑わしい人は呼び止めて個別に非接触型の体温計でチェックをするというものなのですが
サーモグラフィ、見てない。
めっちゃ明後日の方向見て、スマホで話してる。
…仕事しようよ。
マレーシアでは店員さんでも警備員さんでも誰でもどこでも一瞬でも暇があるとスマホいじって電話しているのデフォだから慣れているけどね。
いいの?通るよ?通っちゃうからね?
以上、マレーシアで遭遇した「それ意味ないじゃん」な検温でした。