3児の母 マレーシアへ行く

7歳 6歳 2歳 ワンオペ助産師ママ2019年夏からマレーシア生活開始(帰国済)

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【クアラルンプール生活】ネーネの喘息治療★通院費用公開

ウチのネーネは日本にいる時から喘息です。
日本でどっちゃりこ常備薬、頓服薬をもらって移住してきましたが、ついに常備薬が尽きてきました。

仕方がないので観念してマレーシアの病院へ行くことにしました。

 

ウチのネーネの喘息治療

ウチのネーネは自宅で管理できるものの結構な喘息患児です。

まず常用薬として

  • シングレア(10㎎を1日1回)
  • フルタイド(50μgを1日2回)

そして発作時には適宜

  • ホクナリンテープ(1㎎を1日1枚)
  • メプチン0.3mⅬ+インタール2mⅬの吸入(適宜)

を追加で行っています。

低め安定で来ていましたが、ヘイズが酷かったせいもあってか1日1回吸入が必要な時期もちょこちょこ続きました。
そう、ウチのネーネはマイ吸入ネブライザーを持っているほど本格的です。

 

オムロン ネブライザー 吸入器 薬剤用 卓上タイプ コンプレッサー式 NE-C28

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 幸い私が医療職なのと、幸か不幸か治療歴も割と長くなってきたので薬の使い方は小児科医に相談するまでもなくそれなりに適切に判断できているつもりです。(聴診器も一応持ってきたしね)
ただ、枯渇した薬は病院でないと手に入らない。行くしかない。

医療保険…ただの通院はカバーされないやつ

 

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 私たちはVISAの関係でお安い海外医療保険に入ることができず、高額な海外医療保険に入ってしまうと「それって実際の治療費とどっちが高いの?」みたいな状況になりかねなかったので、色々検討した結果海外医療保険ではなく、普通の医療保険に入りました。※そもそも持病での通院はカバーされないという話だったので、今回のようなネーネの持病の通院は適用外。
大人はもともと入っていたので子どもたちだけ入院・手術、また入院後の通院がカバーされるものに加入しました。
あとは夫の日本での職場から発行されている健康保険を使う予定です。

しかし、後から気が付いたのですがクレジットカードなどに付帯されている海外旅行保険、これって大抵出国後3か月以内は有効なんですよね…。移住している身ではあるけれど、まだ出国してから2か月程度だったし、VISAも観光ビザだし使えたのでは?と後から思いました。
3か月たつ前にもう一度薬もらいに行っておこう。

ひばりクリニックIMCに行ってみた

私たちは日本人ご用達の「ひばりクリニック」という病院へ行ってきました。

朝電話で予約をして、ラッキーなことに当日予約が取れました。

ここの病院は看護師さんかもしくは医療クラーク的な人、もしくは医療通訳さんがいて日本語で医師とお話しできるのです。医師は日本人ではないです。
私は今までも病院でスタッフとして外国人とお話ししてきたので医療英語は意外と平気で、言葉は問題ではなかったのですが、使い慣れた日本の薬とほぼ同じものが日本人御用達の病院の方が手に入りやすいという話だったので行ってきました。
あとは病院の受付の仕方などが不安だったので…病気の症状は話せるし先生の言うこともわかるけど、保険や事務手続きの方がわからない…。

今回病院受診の流れはこんな感じでした。

  1. 電話で予約する
  2. 病院へ行く
  3. 受付でパスポートと保険の書類やカードなどを提出
  4. 診察
  5. 受付で薬の説明を受ける
  6. 会計※会計前に診断書など書類があればちゃんと渡すこと!
  7. 薬を受け取って帰る

※子どもと自分のパスポートと保険があればその書類やカードを忘れずに!

正直病院にたどり着くまでも大変でした。。こちらのひばりクリニックIMCは、IMCというビル内にあるのですが、まずこのビル内に入るためにはビルの受付で入館証をもらわないといけません。最初それがわからず右往左往してしまいました…。
入館証をもらうためには病院の診察券、初診で診察券がない場合にはパスポートを提示します。

待合室にワンピースやキングダムなど日本のマンガが揃っていて地味に嬉しい。

そしてまだ英語が全然わからないネーネにとって、日本語を話してくれるスタッフさんがいる病院はやっぱりよかったみたいです。
例え先生と主に話すのが私とは言え、何もかもわからないのは不安そうだったので、看護師さんが日本語で話しかけてくれるだけでちょっと嬉しそうでした。

「あの人日本人かな?」と嬉しそうに言うネーネ。…うん、見た目が結構違うかな?もちろんその可能性は全否定できないけどね。

費用公開!

ではでは早速かかった通院費用を公開したいと思います。

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今回は全て自費になります。帰国後、とりあえず健康保険の手続きをしていくらか返ってくるといいな、という感じです。(必ずしも7割分返金されるわけではないそうですよ)

  1. Registration Fee  RM50.00
  2. GP Consultation[<30min]  RM35.00
  3. Medication Fee  RM50.00
  4. Examination + Procedure  RM90.00
  5. Singulair-Montelukast(10mg)*30 RM237.00
  6. Flixotide-Fluticasone Propionate(50mcg/dose)  RM91.60
  7. Aerochamber Paeds  RM161.40
  8. Document Fee RM30.00

合計 RM745.00

日本語に訳していくと以下の感じです。

  1. 初診料 RM50.00
  2. 総合診療医の診察料(30分未満) RM35.00
  3. 処方料 RM50.00
  4. 検査、医療手技 RM90.00
  5. シングレア(10㎎)30日分 RM237.00
  6. フルタイド(50mcg/回) RM91.60
  7. フルタイドに装着するスペーサーという機械 RM161.40
  8. 書類作成費(健康保険請求用の書類の記入費用) RM30.00

薬は同じだったのですが、フルタイドの形状が変わりました。

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今まではでんでんむしと家では呼んでいた丸い形だったものが、今回は薬は同じだけどプシュっとスプレーする感じのものになりました。

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これは子どもの場合はスペーサーという機械を間につけねばならずそれが今回のお値段を更に高く押し上げてくれましたが、これは今後も半永久的(は言い過ぎか…)に使えるし、使うよりほかないので仕方ありません。

書類作成費用も毎回かかるというのはちょっとうんざり…ですが、これも後で請求するためだと思うと仕方がありません。

費用を日本の医療費と比べてみよう

さて、ではさらにこれらをなじみ深い日本円に換算してみたいと思います。
RM1≒26円とします。
  1. 初診料 1300円
  2. 診察料 910円
  3. 処方料 1300円
  4. 検査、医療手技 2340円
  5. シングレア 6162円
  6. フルタイド 2381.6円
  7. スペーサー 4196.4円
  8. 書類作成費 780円

合計 19370円

これを日本の医療点数と比較しちゃいます。以下日本の場合

  • 初診料(診察料を含む、6歳未満加算あり) 3570円
  • 処方料 680円
  • シングレア 184.8円*30錠=5544円
  • フルタイド 1761.7円
  • スペーサー 4840円(Amazonでの価格※商品名はエアロチャンバー・プラス
  • 書類作成費 病院によりけり今までの私の経験からすると500~3000円

合計 16896~19396円

と言った感じでしょうか。

 

 

おぉ、割と同じくらい。ちょっとマレーシアの方が高いかも?だけど本当にちょっと。
これが日本なら乳児医療証のお陰で無料になっちゃう…というところと比べると高くて仕方がありませんが、通常のお値段と比較すれば納得できるお値段。多分健康保険もきっちり7割と行かないまでも、これくらい同じならそこそこには返ってきそうと期待できそうです。