【海外生活】水が大事
日本にいると水は蛇口をひねれば出るものでしたし、細かな味の違いがわかってない雑な舌の私にとって「お金をわざわざ出して水を買うくらいならお茶とか味が付いたものの方がいい」と、ミネラルウォーターを買う夫の気持ちがよくわかりませんでした。
今は水の有難みが身に染みています。
- 海外の水道水は使えない?
- 移住前に教えてくれた先生によると
- 実際に生活を始めてみると…
- 煮沸水を料理に使ってみた…失敗
- ミネラルウォーターを使ってみた…劇的に違う!
- どこのミネラルウォーターがいいのか
海外の水道水は使えない?
私が移住したクアラルンプールはマレーシアの首都でインフラ整備はしっかりされていますから、東京と同じように蛇口をひねれば水が出る生活は問題なく送れます。
ただ、海外では割と普通のことですが、水道水≠飲料水と言う意識は必要です。
海外旅行であれば、「飲む水は買う」という意識で問題なく過ごせていましたが…
そこで生活をするとなると、どこまでが「飲む水」に入るのかがちょっと難しくなります。
例えば
- 直で飲む水→飲料水
- お茶を作る水→飲料水
- お米を炊く水→飲料水
- お米を研ぐ水→飲料水ではない?
- 野菜を洗う水→飲料水ではない?
- そうめんを洗う水→飲料水ではない?
- 食器を洗う水→飲料水ではない…
- うがいをする水→飲料水ではない…
- シャワーをする水→飲料水ではない…
確実に「飲料水」、自分の体に取り込まれる水とわかる部分と
「飲料水ではない?」、自分の体に故意ではないけど多少取り込まれる可能性のある水の部分と、
「飲料水ではない…」、体に取り込まれないよね…?これは確実に違うよね?と思われる部分とがあります。
果たしてミネラルウォーターを使うとして、どこからどこまで使うべきなのでしょうか?
水道水は本当に使えないのでしょうか?
移住前に教えてくれた先生によると
移住前に予防接種を受けに行きました。その時の先生はとても丁寧で、予防接種の説明はもちろん「海外での水の取り扱い」と「感染症予防:蚊の対策」についても事細かに説見えしてくれました。
むしろ予防接種の説明よりも、病気を予防するという意味でこちらのほうが大事と。
先生が言うには
- 自分の体に入る可能性のある水はミネラルウォーターを使用すること
- 水道水も煮沸すればそうめんや野菜を洗ったりするのに使ってもいい
- 街中では飲み物に入っている氷が水道水で作られている可能性があるから、氷入りの飲み物は飲まないこと。(コップの外側を氷で冷やしているのはOK)
なるほどー。
じゃあ煮沸水を用意しつつ、ミネラルウォーターを買えばいいわけですね、先生!
実際に生活を始めてみると…
実際に生活を始めてみると…水は生活の色々な部分で使うので非常に面倒くさいです…。
最初はミネラルウォーターもスーパーから直接夫が買ってくる方式だったので、9.5Lの大きなボトルがあっという間になくなってしまいます。
でも私が子ども3人連れて買いに行くのは不可能です…。
想像してください…チビ助を抱っこして、はしゃぎがちな7歳と5歳を連れて、9.5Lの水をぶら下げて歩くことを。
生活の中で気を付けこまめに大きなお鍋で水を沸騰させるのは、やってみると何とかできます。
家の中に貴重なミネラルウォーターは限られている。
煮沸水は私の頑張りしだいで沢山作れる。
そうなると、「煮沸の水を使えばいいじゃない?」ってことになるわけです。
※まだネットスーパーもネットショッピングも頭になかったので。。
先生からの助言を拡大解釈して
野菜やそうめんを洗うのに煮沸水を使っても大丈夫→煮沸水は飲んでも別に大丈夫…?多分。
煮沸水を料理に使ってみた…失敗
と言うわけで、ミネラルウォーターを使う場所を限り、煮沸水を生活の中で多用するようになったのです。
- 飲み水→ミネラルウォーター
- お米を炊く水→ミネラルウォーター
- 味噌汁など汁ものの水→ミネラルウォーター
- お茶を作る水→煮沸水
- お米を研ぐ水→煮沸水
- 野菜を洗う水→煮沸水
- 食器を洗う水→水道水
- その他→水道水
その結果…お腹は壊しはしませんでした。体調に変化は特にありませんでした。
しかし、
炊いたご飯がおいしくない。食べられないことはない。
料理がおいしくない。食べられないことはない。
私は原因がわかりませんでした。移住してきてすぐだし…材料も調味料も日本とは違うし、今までと同じように料理ができるわけないしなぁ…私の腕次第かな?なんて。
夫はわかっていました。私がどこにミネラルウォーターを使って、どこに煮沸水を使っているか知らなかったけど。
「なんかご飯が…埃っぽい?ちゃんとミネラルウォーター使ってる?」
ギクッ!!
私が今どんな感じでミネラルウォーターと煮沸水を使い分けているかを伝えると
「いいから食事全般ミネラルウォーターを使って。味をつける水分もミネラルウォーターを使って」
と指示されました。
そう指導を受けたのが移住後1週間目。その時にはネットスーパーを使い始めていたので、ネットスーパーでミネラルウォーターの注文が可能となったので、夫の指示に従うことにしました。
ミネラルウォーターを使ってみた…劇的に違う!
夫の指示に従い料理の全てをミネラルウォーターを使うことにしました。
そして煮沸水は面倒くさいし、紛らわしいので作らなくていいといわれたので以後作らないことに。
- 飲み水→ミネラルウォーター
- お米を炊く水→ミネラルウォーター
- 味噌汁など汁ものの水→ミネラルウォーター
- お茶を作る水→ミネラルウォーター
- お米を研ぐ水→ミネラルウォーター
- 野菜を洗う水→水道水
- 食器を洗う水→水道水
- その他→水道水
野菜を洗う水はどうかなーとも思ったのですが、結局生で食べることはほとんどないので、洗った後加熱処理するので水道水で良し、と言うことにしました。
で、結果ですが
全然違う!おいしい!ご飯美味しい!お茶美味しい!
夫の指摘は正しかった…。
味が全然違う。
水ってすごく大切なんだな…と改めて実感しました。
どこのミネラルウォーターがいいのか
今はネットショッピングも使い始めたので、水だけまとめてドカンと注文して、水に困らない生活を送っています。
ウォーターサーバーという手ももちろんあるのですが、日本ではショッピングモールに行けば街を歩けばどこでもウォーターサーバーの宣伝にぶち当たっていた気がしたのに、この国ではなかなかお目にかかりません。
まぁネットで探せばいいんでしょうけど。
今のところネットショッピングで困らないので、ウォーターサーバーは保留です。
さてさてネットスーパーで水を頼んでいた時にはちょこちょこ色んな種類を試しました。試したっていうか、お店でその時その時選択肢がそれしかなかっただけなんですけど。
Spritzer Natural Mineral Water
CACTUS Natural Mineral Water
DESA Mineral Water
後は各スーパーのプライベートブランド的な
Tesco Natural Mineral Water
giant Natural Mineral Water
がありました。
雑な舌の私には全然違いが判りませんでしたが…水にうるさい夫も「どうやら成分や硬度がどれも似たり寄ったりみたい。道理で味に違いが出ないはずだ。ミネラルウォーターなら何でもいい」とお許しが出ました。
まぁでも煮沸水を使ってみたからこそ、ご飯にもミネラルウォーターを使った方がいいというのがわかったので、良しとします!
そして日本の水道技術に再度感服。