日本人の心の中にもマレーシア人が住んでいるかもしれない
先日乾燥機が壊れた、という話をしましたが、それに気が付いたのは夫でした。
え?乾燥機の音大きい?
普段夫は日中仕事をしていますので、家事全般は専業主婦である私の仕事です。
もちろん洗濯機を回すのも、乾燥機を回すのも私の仕事。
ある日曜日、夫がベランダ近くに来たタイミングでたまたま乾燥機を回しました。いつも通り、特に何も思わず。
そしたら夫がびっくりして言いました。
「何この音⁉」
え?
「なんで乾燥機こんな音してるの?いつから?」
え…大きい?そういえば…大きいかも?いつから?え…いつからだろう?
確かに言われると大きい気がする。でも全くいつからこんな音を立てていたのかわからない…というか気にしてなかった。
お説教された。。
何でこんなに大きい音に気が付かないのか?
使い続けたら壊れるんじゃないかというほどの音だけど気が付かないのか?
と言われて、言われてみると確かに大きいけど…本当に全く気にしてなかった。
確かにふと「大きい?」と思ったこともあった気がしたけど…気に留めてなかった。
そこからマレーシアに来てからいかに私の雑さに拍車がかかっているかお説教されました。
まさかこの年になってお説教されるとは…。いやまぁ、私が悪いんですけども。
- 「ま、明日でいいか」が増えた
- 面倒なことを後回しにすることが増えた
- 適当な英語でも話す積極性がついたが、ひどすぎる英語を話すことも増えた
他にも色々とゆるーっと適当に過ごすことが増えました。
確かに…ここにいると適当でもまぁいいよね?という気分になってます。日本人と接するときが一番気を使うほどです。日本人以外の人と接するときは英語に気を使ってはいますが。
私がゆるゆるになったわけ
夫に良くも悪くも驚くほどマレーシアに順応している、と言われました。
子どもたちの学校生活やネーネの喘息治療など気を使うべきところは気を使っているつもりですが後は自他ともに認めていますが、驚くほど適当になっていく私。
別にマレーシア人が皆が皆適当なわけでは決してないのですが、日本に比べるとゆるゆるしている人が多いです。お店の店員さんも基本的に時間があればスマホ見てますし、何ならちょっと待っててとお客を待たせることもあったり。飲食店では普通に空いてる席で店員さんもご飯食べたり、電話したりで合間に接客をする感じです。
私もマレーシアだから、というのもあるかもしれませんが、なんせここでは私が外国人。周りと違って当たり前じゃん?と日本なら和を乱さないように空気読むことに必死(というほど必死でもないけど)だった生活に比べてゆるーくゆるーく生きています。
だって外国人なんだもん。皆さんの文化と違うバックグラウンドを持っているんだから多少違っても仕方ないよね?みたいな。
私が現状ゆるゆるになっているのは、
- 外国だから。過度に周りを気にすることがなくなった
- マレーシアだから。周りもゆるゆるしている人が多い
- 無職だから。時間の縛りが有職時より圧倒的に軽減した
- もともとこんな性格だったから。今まで結構無理して作ってたのかも!
だと思われます。
マレーシア移住に成功するコツ
これは「Lifestyle Gude in Malaysia 2019」というフリーの冊子に載っていたものなのですが、
- 現地の習慣、ルール、常識を受け入れましょう
- 現地生活に100%の満足を求めず、60~70%にとどめましょう
- 安全、情報、サービスはお金で買うものと認識しましょう
- 済んでいるマレーシアに対して感謝をしましょう
- 現地で楽しめる趣味や打ち込めるものを見つけましょう
- 日本人、現地の人々を問わず、良い友人を作りましょう
- 現地の人々を信用し、大事なことを任せる時は注意しましょう
- 現地の人々を見下した言動はやめましょう
- お金の使い方にはバランスを保ちましょう
- 楽しむこと以外に何か生きがいをみつけましょう
なるほどなーと思いました。
特に1と2がマレーシアで楽しく生活できるかどうかがかかってくるかと思います。
ここでの生活を受け入れるのが大事な気がします。
日本に比べると違う点が沢山ありますが、過度に期待しすぎず、その分自分にも過度に期待をしないと緩く楽しく生活できます。
期待をしない生活がいかに自分の心を楽にするかということを実感しています。期待しないといろんなことが許せるし、自分も楽ちん。
日本の生活は便利で事細かな点まで行き届く一方で、自分が同じレベルを要求されることが多かったと思います。でも今はゆるゆるです♪私にはそれが心地いいみたいです。私の心にはマレーシア人が住んでいたみたいです。笑
今後日本に帰れるかの方が心配…
すっかりマレーシアでの生活に慣れてしまった私ですが、むしろ今後日本に帰れるかの方が心配です。
日本のきっちりしっかりした雰囲気は暮らしやすい反面、自分もきっちりしっかりしないといけないので…今までやってこれたはずなのに、やれる気がしません。日本人コミュニティ内の空気を読みながらの生活もできていたはずなのに…できるだろうか。。
日本にいた時は「海外で暮らすなんて大変」って思っていましたが、実際に海外に来てみると「なんて楽」ということもあると実感しました。
日本は素晴らしい国ですが、もしかしたら日本人のあなたの心の中には別の国の人が住んでいるかもしれません。
外国の方がしっくりくる!なんてこともあるかもよ?というお話でした。