【クアラルンプール生活】肺炎騒ぎ・治療費公開
先日ネーネが肺炎?になりました。
自宅治療で済んだので、多分結果的に肺炎にはなっていないのですが…色々検査もしたのでその治療費をまたまた公開しておこうかと思います。
現状、無保険状態なので全て自費になっています。(日本の健康保険を帰国後請求予定です)
ネーネが肺炎?
元々喘息持ちのネーネなのですが、ある日突然咳が出始めました。咳は夜になると酷くなり、咳込みすぎて痰が絡まったようなものを吐くようになりました。熱も少々あったようです。
しかし翌朝にはけろっと元気。ご飯も普通に食べてプレスクールに行きました。
しかしその日の夕方からまた熱が上がりだし、食欲もなくなり、咳が酷くなり…最終的には前日の夜と同じ状態に。少々の発熱と咳込んで痰が絡んだものを吐く。
しかし、翌朝は元気。ご飯ももりもり。昨日食べれなかった分いつも以上に食べます。
この日は金曜日だったこともあり、どうせ今月中には喘息の薬をもらいに行かなければいけないし…と思い、見た目元気になったネーネですが、プレスクールをお休みしていつもの病院に連れていきました。
病院で診てもらうと
「肺の音が悪い。肺炎かもしれない。大きい病院に行ってレントゲンを撮って検査をしてもいいけど、どうする?」
と言われました。
検査や治療について相談してくれる
え?肺炎?確かに夜は具合が悪そうだけど、今こんなに元気でさっきもあんなにもりもり食べたのに肺炎?
大きい病院って…それどれくらい時間かかるだろう?治療費もどれくらい?えぇー…
と渋っていると、先生から
「じゃあここでできる検査をするのは?インフルエンザ検査と採血くらいならできるから。あとは連日様子を見たほうが安心だから、明日も病院に来るのはどう?明日は個々の分院はやってないけど、本院はやっているからそっちに行ける?」
と言ってくれたので、今日できる検査をその場でして、明日は本院の方に行くことにしました。
これ、当然のことではあるけど、すごく大事です。
治療方針について一方的に決めずに相談してくれるってすごくいい。
必要な治療はしないといけないけど、なんせ見た目が元気なのでにわかには肺炎とは信じがたい。し、他の子どもたちの帰宅時間等も考えると大きい病院に行くのはなかなか難しいです。
現実的かつほったらかしにはしない治療方針を共有し、検査をしてみたらインフルエンザは陰性。採血結果も特に異状なし。
であれば自宅で抗生物質などなどを内服して明日再度チェックということで、となりました。
翌日、本院で再診を受ける
受診後も元気に過ごしていましたが、夜になるとやはり咳が酷くなり始めました。しかしその日は熱出ず、咳も酷いけど薬のお陰もあってか吐くまでは至らずに済みました。
翌朝はやっぱり元気。ただ出された抗生物質はしっかり飲んで、本院へ再診を受けに行きました。
昨日のことを英語で説明できるかなーとちょっと気が重かったのですが、診察室に入ると昨日の先生が!おかげで話もスムーズでしたが、何より昨日ネーネの胸の音を聞いてくれた先生なので比較できるので安心でした。
結果的に胸の音も改善されているし、何より顔の血色なども今日はすごくいい!ということで、問題なければ飲みきりの薬を飲んでもう肺炎騒ぎで病院に来る必要はなさそうと言ってもらえて安心しました。もちろん悪化したら、月曜日に分院の方に来てねと言われて、その日はあっさり終了しました。
その後順調に警戒して、病院へは行かずに済みました。あぁ良かった。
ではでは治療費公開
初日の通院治療費公開
- GP Consultation[<30min] RM35.00
- Medication Fee RM50.00
- Examination+Procedure RM90.00
- Full Blood Count (Hibari) RM60.00
- CRP(Hibari) RM50.00
- Influenza Rapid Test RM90.00
- Zithromax-Azithromycin(200mg/5ml) syrup15ml-138 RM47.70
- Singulair-Montelukast(10mg) *60 RM474.00
- Flumucil-Acetylcysteine(200mg) Sachet powder 1s-1005*10 RM21.00
- ventolin-Salbutamol(200dose) aerosol -401 RM44.10
- Flixotide-Fluticasone Propionate(50mcg/dose) inhaler 1s -876*2 RM183.20
- Panadol syrup-Acetaminophen(250mg/5ml) syrup 1unit -150 RM14.90
- Prelone-prednisolone(3mg/5ml) syrup 60ml -865 RM5.40
- Documentation fee RM30.00
合計 RM1,195.30
でした。
検査もしたし、いつもより薬も多いし高い。でも、前回喘息通院2回目で2か月分の薬をもらった時がRM817.20だったことを考えると、今回も2か月分の薬はもらっているし、肺炎疑いで追加になったのはRM378.1≒1万円弱。
無保険で完全自費での支払いであることを考えると、安くはないけど高くはない…という印象です。
それを日本語に訳してみます。
- 総合診療医の診察料(30分未満) RM35.00
- 処方料 RM50.00
- 検査。医療手技 RM90.00
- 全血検査(院内) RM60.00
- CRP検査(院内) RM50.00
- インフルエンザ検査 RM90.00
- ジスロマックシロップ3日分 RM47.70
- シングレア(10㎎)×60日分 RM474.00
- ムコフィリン200㎎×10回分 RM21.00
- ベネトリン RM44.10
- フルタイド(50mcg/回)×2か月分 RM183.20
- カロナールシロップ 3日分 RM14.90
- プレドニゾロンシロップ 3日分 RM5.40
- 書類作成費(健康保険請求用の書類の記入費用) RM30.00
です。
初日の通院治療費を日本と比較してみる
以上の費用をまたまた日本の費用と比較してみようと思います。
まずはかかった費用をRM1≒26円で日本円に計算してみます。
- 診察料 910円
- 処方料 1300円
- 検査、医療手技 2340円
- 全血検査(院内) 1560円
- CRP検査(院内) 1300円
- インフルエンザ検査 2340円
- ジスロマックシロップ3日分 1240.2円
- シングレア(10㎎)×60日分 12324円
- ムコフィリン200㎎×10回分 546円
- ベネトリン 1146円
- フルタイド(50mcg/回)×2か月分 4763.2円
- カロナールシロップ 3日分 387.4円
- プレドニゾロンシロップ 3日分 140.4円
- 書類作成費(健康保険請求用の書類の記入費用) 780円
合計 31077.2円
これを日本の医療点数と比較していきます。あくまで目安なので参考程度にお考え下さい。
- 再診料(6歳児未満加算追加) 1100円
- 処方料 680円
- 全血検査(院内) 2000~3000円?
- CRP検査(院内) 160円?
- インフルエンザ検査 3330円
- ジスロマックシロップ3日分 1446.6円
- シングレア(10㎎)×60日分 184.8円×60錠=11088円
- ムコフィリン200㎎×10回分 50.6円
- ベネトリン ※エアロゾルタイプは日本で取り扱いがない様子…
- フルタイド(50mcg/回)×2か月分 1761.7円×2個=3523.4円
- カロナールシロップ 3日分 282円
- プレドニゾロンシロップ 3日分 10.5円?
- 書類作成費(健康保険請求用の書類の記入費用) 500~3000円
合計 24171.1~27671.1円+ベネトリン代
はっきり言って…医療点数やっぱり難しいです。よくわからない…
血液検査はネットで見た感じだと自費で2000~3000円位が妥当そうです。血算とCRPという項目になるんだろうけど…検査料金と採血という医療手技がセット何だか別何だかもよくわからない?
薬もぴったり同じものはないので比べにくい…仕方ないのですが。
ベネトリン代が入ると3万円弱くらいにはなるかなぁと思うと同じくらいか、な、?
2日目の通院治療費公開と日本との比較
- GP Consultation(Folloe up)[25min] RM35.00
- Examination and Procedure(Follow up) RM45.00
- Medical Translation Fee RM100.00
- Discount -RM100.00
- Documentation fee RM30.00
合計 RM110.00
といたってシンプル。シンプルなのでサクサクと翻訳↓
- 総合診療医の診察料(再診)[25分] RM35.00
- 検査、医療手技 RM45.00
- 医療通訳費用 RM100.00
- 割引 -RM100.00
- 書類作成費 RM30.00
そして同様にRM1≒26円で日本円に換算↓
- 総合診療医の診察料(再診)[25分] 910円
- 検査、医療手技 1170円
- 医療通訳費用 2600円
- 割引 -2600円
- 書類作成費 780円
合計 2860円
それをまたまた日本の医療点数と比較↓
- 再診料 1100円
- 書類作成費 500~3000円
合計 1600~4100円
これだけシンプルだとほぼ同じと言っても変わりません。
というか時々出てくる「Medical Translation Fee」が怖いです…。基本的に頑張って英語で先生と話しているので通訳は使っていないつもりなのですが、一言二言助け舟を出してくれることもあり「え?今のは使ったカウント?」とドキドキしちゃいます。
じゃあ通訳のいない病院に行けばいいのかもしれませんが、何か困った時にはやっぱり通訳さんいてくれたほうが安心だなぁと思うので背に腹は代えられない感じです。
※というか、今回も実は先生が「ハイエン(肺炎)」と言ってくれたのと聴診の結果を説明してくれたので「あぁ、肺炎の疑いなのね」とわかりました。私、肺炎が英語でPneumoniaだというのを知りませんでしたし、自分が知らないことを今日まで知りませんでした…。
医療職者なのにね…。
おすすめの医師
基本的なことではありますが、きちんと話を聞いてくれて、一方的ではなく治療方針について説明・相談してくれる先生は、本当にいい先生だと思います。
言葉の壁もあるからか、私はマレーシアでかかった先生たちの方が日本でかかった小児科の先生よりも、私の話を聞いてくれるし、ちゃんとわかりやすく説明してくれているなぁと感じます。
そんな私が「いい!」と思った先生方の名前を載せておきます。
Hibari Clinic
- Dr.Ooi Qi-Lun(中華系マレーシア人?男性)
- Dr.Ch'ng Syn Dee(中華系マレーシア人?女性)
お二人ともKLCC分院にいらっしゃいます。Dr.Ooiは土曜日に再診でかかったらモントキアラの本院にもいました。来てくれたのかな?当番?
二人とも優しくて、子どもにも丁寧に接してくれるので好きです。
いい先生に出会えて良かったなぁ。