mm2h最近までの流れ
私、今現在諸々の事情で観光ビザでマレーシアに滞在しております。
そろそろ滞在して3か月経つので、マレーシア国外に脱出しなければなりません。
それはそれとして、
夫はこの国で仕事をしているのでもちろん就労ビザを持っていますが、私と子どもたちは観光ビザ。3か月毎に出入国を繰り返せば問題ないといっても、ちょっぴり面倒…ということで、移住前からMM2Hの取得を目指して動いていました。
久しぶりになりますが、それが現在どんな感じなのかをお伝えしたいと思います。
MM2Hに関しての説明
こちらは以前記事に書いたのでさっくり書いていきます。
MM2H(Malaysia My Second Home)は「マレーシアにお金を落としてくれて、マレーシア人の雇用を奪わない外国人の10年間の滞在許可」と言った感じです。
マレーシア国外でそこそこの収入があって、貯蓄もあって、マレーシアでは働かず、マレーシアの銀行で定期預金をしてお金をがっつり置いといてくれる外国人が望まれているのです。
私の場合、正直なところ
- 移住前は収入合ったけど退職して日本での収入はほぼ0(ライターでちょっぴりお小遣い稼ぎ程度)
- 夫はここで働いて稼ぎあり(私と夫は別の人間だから問題ないけど)
- 貯金はある(夫婦の貯金を全て私の口座にぶち込んだ)
と、条件を満たしているような満たしていないような…な外国人ですが、規定された条件はクリアして申請を出したので問題ないはずです。
10年間の滞在が許可され、10年後も問題なければ更新可能です。永住権はないけど、更新は可能なので、ゲットさえできれば好きなだけマレーシアに居られそう。
申請はかなり厳しくチェックされますが、更新の方が緩い感じのようなので、一度取れれば大丈夫!な雰囲気です。(もちろん更新にも緩いなりに条件はありますが)
私たちのビザ問題
これについても以前記事にしたのでさっくりとお話しします。
普通の駐在一家の場合、
- 夫:就労ビザ
- 妻・子ども:家族帯同ビザ
となります。
また、留学一家の場合、
- 留学生:学生ビザ
- その親(1人だけ):家族帯同ビザ
- 留学生の兄弟:家族帯同ビザ※ただし、これは兄助の通っているインターのビザ担当事務の方に聞いた話なだけで、留学生の兄弟にも家族帯同ビザが確かに出るのかは現在定かではありません。一部では出ないという話も聞きました。
となります。
が、我が家の場合、夫がProfessional Visit Passという就労ビザのため
- 家族帯同ビザは出しません
-
このビザを持つ親の子どもは学生ビザの申請を認めません
MM2Hの大きな問題点
MM2Hの大きな問題点は2つあります。
- RM30万(約800万円)の多額の定期預金を組まなければいけない
- 申請から承認までの時間がものすごく長い
です。
では一つずつお話ししていきます。
RM30万の定期預金を組まなければいけない
申請の際の基準は
- 月RM1万(約27万円)以上の収入があることを証明(連続直近3か月)
- 貯金がRM50万(約1300万円)以上ある(連続直近3か月)
※これらは50歳未満の場合の申請条件です
ですが、それは申請時の条件であって、申請後~承認時までの間に再度証明することは通常ありません。
ので、私も出国ギリギリまで働いていた時の条件で証明書を発行してもらい、それをもとに申請を行いました。
今後仮承認が下りた後、仮承認から本承認に至るまでには
- RM30万をマレーシアの銀行に定期預金する
- 医療保険に加入する
- マレーシアで健康診断を受ける
- マレーシアの窓口で実際に手続きをする
という工程が必要になりますが、大事なのはRM30万の定期預金です。
というか、ここさえクリアできれば今現在の私の口座残高を気にする人はもはや誰もいないのです。
なので、貯金を切り崩しながら滞在している身ですが、何としてもこのRM30万は死守しないといけません。
しかし一方で、MM2Hを手にしている限りはこの定期預金は解約することが許されません。正確には1年目はRM30万定期預金をそのまま、2年目以降はRM15万以上を定期預金に置いておかないといけません。
定期預金を解約した途端にMM2Hの資格は没収されてしまいます。
が、10年間もこのMM2Hは必要なのか?このRM30万は置いておくことほどの価値が私たちにあるだろうか?
ということも考えていかないといけません。それによって承認を得て無事MM2Hをゲットできたとしても、どのタイミングで手放すかを考えなければいけないようです。
申請から承認までの期間が長い
MM2Hを申請しようかなぁと考え、多少でも調べた方は知っていると思いますが、実はこのMM2Hの申請から承認までの期間が今大変長くなっています。
通常は申請から仮承認まで約4ヶ月と言われていますが、去年申請の受付はすれど、承認作業が完全ストップしていた時期があり、ここ最近やっと承認作業が再開されたところなのです。
マレーシアで手に入る無料の日本語フリーペーパーでこないだ見た話によると、2019年に申請した人はまだ一人も仮承認すら降りていない(2019年11月時点)とか、
あるMM2H申請代理店のお知らせによると、2018年9月に申請した人の仮承認が2019年8月にようやく降りた、とか
おそらく申請から仮承認まで1年はかかるのではないかという見込みです。
というか、私たち夫婦の見解としては我々がマレーシアでの滞在を終了するであろう時期、申請から1年半後くらいに仮承認が下りるんじゃないかと思っています。
なぜかといえば、ここはマレーシアだから。何事もふんわり、時間が遅れるのもしょっちゅうな国なのであまりそこらへんは期待していません。
今日までの私のMM2H申請状況
と色々説明してきましたが、具体的に私がいつ申請して今どんな状況なのかをお話ししておこうと思います。ちなみに私は代理店を通さず、自分で申請をしました。費用の節約や諸々の事情によって。
2019年4月 MM2Hの申請を思い立つ
申請書類の作成や収集に取り掛かる。
2019年7月17日 書類をそろえてMM2Hの申請をする(国際郵便)
2019年7月23日 MM2Hセンターに書類到着
2019年8月3日 MM2Hセンターからメールが!
「書類の不備があるので、これとこれを再送してください」
2019年8月6日 不備と言われた書類を再度作成し再送する(Fedx)
2019年9月4日 MM2Hセンターから再度メールが!
「書類を受け付けました。ステータスはネット上で確認できます。」
と、今現在無事書類を受け取ってもらって、審査の順番待ちをしている状態です。
書類の不備があるといわれたときは驚きました。まさか、そんな親切なことをしてくれるとは思わなかったから…
不備と言われた書類は一番大事な申請書でした。そこのサイン漏れ。
申請書には証明写真も張らなければいけなかったので、使い切った証明写真を再度焼き増しして、申請書を作りなおしました。
さらにこの不備の書類は14 Working Day以内に提出しなければいけません。日本とマレーシアと距離があること、あとは国際郵便が確かだとか確かじゃないとかという噂があるらしく、夫に「大事な書類はFedxに決まっているだろう!」と指導され、Fedxで送りました。
その後は何の音さたもなく1か月過ぎましたが、やっと順番待ちに入れることができたと教えてくれました。
ついでにステータスを確認できるReference Numberも教えてくれたので、ネット上で確認ができます。
MM2Hを自己申請するなら気を付けるべきこと
ここまでの私の流れの中で気を付けとくべきだったわーと思ったことをまとめておきますので、参考にしてみてください。
- 書類の作成時間は自分次第だが、銀行や警察署などに発行してもらう書類は時間がかかる場合があるので、少なくとも1か月はかかると考えておく
- 公証役場で認証してもらう書類はいくつかあるので、確実に全部揃えてから一気に認証してもらうこと
- できた書類はスキャンするなり写メるなり、手元に残しておく
- 書類を送る時には国際郵便よりFedxの方がお勧め
- 証明写真は多めに作っておく
です。
銀行で発行してもらう書類は即日発行も可能なこともありますが、警察署で発行してもらう無犯罪証明書は1週間~10日はかかります。…し、受け取りは平日日中しか行けないので、平日日中仕事をしている人間からすると回収するのにも予定を合わせたりなんだで時間がかかりました。
公証役場での認証はうっかり私が忘れていた書類があったため、2回認証してもらう羽目になりました。1回の量が多くても1回の認証は約1万円ちょっと。それを手違いで2回してもらうと2万円ちょっとになってしまいます…。悔やまれる。
そして、今回の私のように書類の不備をしてされても、どんなものを送ったのかがわかっていないと再送してもまた不備書類認定されかねません。
お金に余裕があれば代理店にお願いする方がかんたかもしれませんが、どこが信頼できる代理店なのかを見極めるのが難しいですね…。
まだ承認が降りていないのでなんとも言えませんが、一応頑張れば自分でも申請はできましたし、書類の不備も一応連絡してくれるみたいなのでトライしてみてもいいかも?