兄助傷害(⁉︎)事件 子どもがお友達を怪我させてしまったら…
ある金曜日、チビ助が元気な割に熱を出してしまい仕事を休まなくてはいけない申し訳なさをかみしめつつも、
「もー開き直って今日はチビ助と休憩だー」
と突然のお休みを満喫(?)していた午後、事件が発生しました。
我が家の小学生男子によって。
障害事件発生!
先生からの電話
チビ助を寝かしつけたので私は家事でも…と思ったら電話が鳴りました。
小学校から…何事?
「今お時間いいですか?実は…今日兄助君がお友達のT君とどっちがびっくりするかと、猫騙しみたいなことをしあって遊んでいたら、兄助君の指がT君の目に入ってしまって…T君は給食後に目が痛いと言うので保護者の方に迎えに来てもらって病院に行きました。
兄助君にも家に帰ってお母さんに話すように伝えはしたのですが、一応お電話もさせてもらいました。
謝罪や話し合いなどあるかと思って、T君の保護者の方に電話番号を兄助君のお母さんに伝えてもいいかと聞いたのですが『大丈夫です』と断られてしまったので、こちらからT君の電話番号をお伝えすることができないのですが…」
あわゎゎ…どうしよう…もし大した怪我じゃなかったとしても相手の出方次第ではかなりの大ごとになる可能性もあります。
とりあえず、幸か不幸か翌日の土曜日は月に一度の学校公開日。そこで相手と直接会うことが出来れば、速やかに謝罪することができます。
先生には翌日授業の合間にどの人がT君のお父さんお母さんなのか教えてもらうことにしました。
兄助からの報告
夕方兄助が帰ってきました。
まずは何も言いません…自発的にちゃんと私に報告できるのか…
「お母さん、今日はね〇〇と××をして遊んでねー…」
うんうん、まぁその話もいいんだけど。何か他に話すべきことがあるのでは??
「…あとさー、実は今日T君とどっちがびっくりするかゲームっていうのをやってたんだけど…わざとじゃないんだけど、僕の手がT君の目にあたっちゃってね…、先生に『お母さんに話すんだよ』って言われたんだー」
一応、報告したか…。先生に電話もらって正解だったな。一応報告をしたものの、これでは全く詳細がわからないもんな。
保育園と小学校では対応が違う…
保育園の場合(兄助が被害者)
実は兄助が4歳児だった時に似たような事件がありました。
やはりお友達と遊んでいるときに、お友達の手が兄助の目に当たり、電話で呼び出しを受け、保育園の先生と一緒に眼科へ連れていきました。
先生からは「お友達の手が当たってしまって…ちゃんと見ていられずすみません。」
と説明を受けました。
保育園では子供がけがをした場合、責任があるのは保育園(どちらかと言えば)で、加害者の相手の名前は明かされません。(結局子どもが「○○君と遊んでてケガしたー」とばれてしまうわけですが…)
なので相手の保護者とやり取りすることも基本ありませんでした。
小学校の場合(兄助が加害者)
今回は上述したように、先生からの説明ではっきりと相手の名前がわかりましたし、なんだったら相手の連絡先も場合によっては教えてもらえるようでした。(今回は先方に拒否?されたのでわからなかったけど)
そして学校側に責任はなく(ええ、もちろん責任は我が子・兄助であり、その親であある私の責任であるのが当然ですが)、当事者同士で問題を解決するように橋渡しをしてくれます。
保育園と小学校では全然違うので、戸惑ってしまった…
謝罪の準備
お手紙を書く
翌日土曜日の学校公開で会えるかもしれないけど、もしかしたら会えないかもしれません…私も1日中ずっと学校で待っているのはかなりしんどいので…なんせじっとしていられない2匹の子怪獣と一緒に行かなければいけないので。
また、会えてもどれくらいお話しできるかわかりません…
短時間でもこちらの謝罪の気持ちを伝えることができて、形に残すことができて、万が一の時には先生に頼んで渡してもらうこともできるので、手紙を書くのが一番だと思いました!
お手紙の内容
T君、T君の保護者様
この度は、息子の兄助がT君にけがをさせてしまい、大変申し訳ありませんでした。
T君のケガの具合はいかがでしょうか?
一緒に遊んでいてT君の目に兄助の指が当たってしまったと聞きました。
兄助には今後、このような危ない遊びは二度としないようきつく言い聞かせました。
しつけが行き届いていなかったことを大変申し訳なく思います。
誠に申し訳ありませんでした。
T君が学校生活で何か困ることがあれば、兄助にできる限りサポートをするよう言い聞かせました。
私たちにできることがあれば、何でもおっしゃってください。
お金で解決できることではありませんが、病院の治療費や交通費なども是非こちらでお支払いさせてください。
兄助の母、J
メールアドレス・LINEのID・電話番号
ざっくりとこんな感じのお手紙を書きました。
私の今できる限りの誠意…でもできる限りとは言ったけど、実際子ども3人ワンオペの私は何か手伝ってと言われてもなかなかに難しいな…と思いながらも書きました。
菓子折りの購入
直接会えるので、ここは手紙と菓子折りが万全の体勢だろう、と思い朝一で買いに行きました。
地元ではちょっと有名な美味しいケーキ屋さんの焼き菓子セット5000円!
正直、荷物になってしまうかも…邪魔?と迷いましたが、ここはケチらずバーンとしっかりとしたものを渡すのが大事!と思い、一番沢山入った詰め合わせのセットにしました。
兄助本人への指導
何よりも一番大事なのはここです。本人への指導。
もちろん学校でも注意は受けたので、これはふざけていい次元ではことはわかっていると思いますが、もう一度大ごとになりかねない案件であることを兄助本人にしっかり認識してもらわなければいけません。
私から兄助に伝えたことは
- 明日(土曜日)まずT君にケガの様子を確認し、再度謝ること
- T君が、周りが見えにくいなど何か問題があれば、率先してお手伝いをすること
- もう絶対に「どっちがびっくりするかゲーム」はしないこと
- 明日、お母さん(私)と一緒にT君のお父さんやお母さんたちにもけがをさせてしまったことを謝ること
です。
兄助の態度次第で、穏便に済む事件なのか、大ごとに発展していくのかが決まる可能性もあるのでかなり大事です。
そして謝罪
手紙と菓子折りを持ち、2匹の子怪獣を引き連れて学校へ行きました。
クラスにつくと担任の先生が授業の合間に、私とT君のお母さんを引き合わせてくれました。
私「この度は大変申し訳ありませんでした。」
T母「いえいえ、全然大丈夫なんですよ。かえってご心配をおかけしてすみません。」
私は徹頭徹尾、平身低頭を貫きましたが、幸いにもT君のケガは全く問題がなかったらしく、病院でも「全然大丈夫」と言われたそうでした。
また、T君は3人兄弟の真ん中で、家で常にもみくちゃの状態なようで、T君のお母さんは「いつもこんな感じですし、なんだったらうちの子がけがをさせちゃうかもしれなかったくらいなので、本当に気にしないでください。お互い様ですから。」と言ってくださりました。
あー良かった。
ケガの功名?(ケガをしたのはうちの子ではなかったけれど…)
とはいえ、怪我をさせたのは今回こちらですので、しっかり謝って、若干押し付け合いになりそうになりながらも菓子折りもお渡しすることができました。
後日、手紙に書き添えておいたメールアドレスにT君のお母さんからメールが届きました。
中身はざっくりとこんな感じ↓
先日はお気遣いいただきありがとうございました。
Tはよく兄助君と遊んでいるようで、仲のいいお友達が出来て嬉しく思っています。
家がやや遠いので最初はお友達が出来なくて心配していたのですが、安心しました。
今後とも母子ともによろしくお願いします。
また公開授業などでお会いできるのを楽しみにしています。
小学校でママ友ができました!
正に怪我の功名!(怪我をしたのはうちの子ではないけれど…)T君のお母さんが良い人で、そしてT君の怪我がひどくなくて良かった。
結果的には兄助にとっても、私にとってもいい結末になりました。
もう今後は傷害事件はお断りです…