3児の母 マレーシアへ行く

7歳 6歳 2歳 ワンオペ助産師ママ2019年夏からマレーシア生活開始(帰国済)

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クアラルンプール観光【Royal Selangor Visitor Centre】

マレーシアの有名な工芸品の一つに錫製品・ピューターというのがあります。
今まで大して興味がなかったのですが、クアラルンプールにピューターの大きな工場があり、しかも見学が無料でできるしワークショップもやっているとなれば見に行くしかない!と行ってきました。

工場見学は子どもには面白くないかなぁと心配していましたが、これがなかなか子どもたちも楽しんでいたので、小さい子連れでの観光でもお勧めです! 

 

Royal Selangor Vistor Centre

老舗のピューター製品業者だそうです。

工場はKL中心地から車で約15分ほど。無料の送迎サービスもあるそうです。ネット上から申し込めます。

エントランスで受付をして、2階のミュージアムから見学します。
見学はスタッフさんが一緒についてくれるツアー(英語)、もしくはオーディオガイドを使って自分で回る(英語・日本語・韓国語あり!)かオーディオガイドもなしでも大丈夫です。

2階をぐるっと回ったら、1階に降りてきてワークショップ・カフェ・お土産コーナーで楽しむという寸法になっています。

見学自体は1時間もあれば十分といった感じです。ワークショップは年齢制限なしのお手軽コースと12歳以上のちょっと高度なコースの2種類あります。
visitorcentre.royalselangor.com

工場見学

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 こちらはミュージアム入ってすぐにお出迎えしてくれる大きなワニさんです。

絵本とかに出てきそうな感じで可愛いワニです。

 

年代物のピューター製品やお金、Royal Selangorのマークの変遷など大人ならじっくり見て楽しいけど子どもは退屈かも…というゾーンも、借りたオーディオガイドをおもちゃに子どもたちも勝手に楽しんでいるのでその間に少しゆっくり見れました。

展示自体も非常に洗練されていて、子どもたちも楽しい仕掛けがたくさんあります。
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ここは壁一面に写真立てが飾られています。大きいの、小さいの、丸いの、四角いの、動物、お花、なみなみ…といろんな種類の写真立て。特に説明も何もないので、子どもたちと「どれが好き?」「これ?」と見て選ぶだけでも楽しいです。

そして「ちゃんとしたお土産をあげたい相手にはいいかも?」とか思ったり。 


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こちらはチャイムの部屋。兄助が手に取った棒でピューターの筒をカンカンと叩いて回っています。

きれいな音がするし、子どもたちはこういうの大好きなので嬉しいです。

この部屋は天井にも色々な素材の大きな筒がぶら下げられていて、それも鐘を突く感じで音を出せます。金属のカーンという音の後に竹のコツンという音、それぞれいいですね。子どももこっちのが「こっちのが大きい音が出る」とか「これとこれ似た色(金属)なのにちょっと違う」とか楽しんでいました。 


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 これは巨大はかりに乗れるコーナー。3人乗ってもびくともしません。

反対側には巨大な分銅?が置かれていますが、私たち夫婦も乗って5人で少し沈むかな…というくらい。一体どのくらい重いんだろう。

 

こんな感じにちょこちょこ子どもも楽しめるコーナーや写真にもいいじゃない!というスポットがあり、退屈しません。

オーディオガイドも日本語が選べるので、子どもたちも何となく聞いて「あれはペトロナスツインタワーの形になっているんだって!」とか得意げに教えてくれます。

 

ミュージアム部分を抜けると橋を渡って隣の工場にちょこっと入ります。

入口のところには無料の飲み物コーナーがありまして、そこの飲み物を入れる器がピューター!
私たちが行った日は比較的空いている日だったので、多分結構前に注いでおいて置きっぱなしだったと思われますが、キンキンに冷たくて美味しかったです。
「なるほど、冷たさをこんなにキープできるのか」とわかります。買いたくなる。うまい宣伝方法だと感心します。

飲み物の後は、横目に広がる工場を眺めながらスロープを下へ下っていきます。その途中でスタッフの方が実際にどんな風にピューター製品を作っているのかを工程ごとに見せてくれます。
鋳造・研磨・ハンマーでたたいたりやすりで削って模様などをつけていく工程などを見ていきます。ここら辺は百聞は一見に如かず。子どもも見れば「へーそうやるんだー」とわかります。

Work shop

子どもたちが一番楽しみにしていたWork shop!

鋳造などを見た後なので「僕はコップが作りたい」など好き勝手なことを言っていましたが、初心者はお皿って決まっているから!と年齢制限なしのお手軽コースの方を3人分やってきました。


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 ワンサイズの子どもたちにはちょっと大きすぎるエプロンをつけて、丸い一枚の平べったい金属をハンマーでカンカン叩いてお皿にしていきます。

2歳チビ助は全く効果的に叩くことはできませんが、それでも楽しかった様子。
多少根気のいる作業なので5歳ネーネは途中途中で「疲れたなー」と言っては私たち親が手伝ってやりました。
7歳兄助はほぼ一人でやりましたが、多少仕上げ的な部分を親がやってやりました。

30分前後くらいで終わりました。

1人RM65で年齢制限なし
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お土産につくったお皿はもちろんのこと、使ったエプロンとCertificationも発行してくれます。 お皿を入れる箱や紙袋もしっかりしているので、嬉しいです。


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 作った3枚のお皿はこんな感じです。

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それぞれにちょっといびつ?それがまた味があっていいのです! 


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 裏にはSchool of hard knocksと書かれ、その下には自分たちの名前が刻印してあります。
教室が始まって最初に自分たちで名前を打ち込みます。アルファベットの棒?をカンカンと打ち付けるだけなので、子どもでも簡単です。

カフェとお土産コーナー

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ガラス張りのきれいなカフェです。

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室内の一角に池があり、なかなか立派な鯉がたくさん泳いでいます。
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 カフェで使われているものもピューター製品がちらほら見られます。

この一輪挿しや砂糖ケースも素敵。
実家へのマレーシア土産にはこんなものもいいかも?と候補に挙げておきました。


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 子どもたちはRM20のサンドイッチ。美味しい美味しいと食べていました。

7歳の兄助は足りなかったようです。小食の5歳ネーネは半分でお腹が満ちたようだったので、残り半分を兄にあげていました。


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私たちはRM23のカルボナーラを注文。質も量もまぁまぁといった感じです。「カフェは値段の割に大したことない」という話を聞いていましたが、値段が高めなのは観光地価格ということで仕方ないかなと思うことにします。

そもそも工場見学自体は無料なので、その分のお布施も込だと思えば、そこそこかと思います。

 

 

お土産コーナーは見ているだけでも楽しいです。

コップやペンダントや季節的に干支の飾りなどもありました。

他にディズニー、marvel、star warsなどとのコラボレーションもあって圧巻でした。star warsのピューター製のチェスは憧れてしまいました。場所を取るやら高すぎるやらで買いはしませんが。

 

ただ今回子ども達の集中力が切れたのでそこそこで退散しました。こちらはネット通販もあるので、実家などへのお土産は自宅で再検討します。

期待以上にかなりおすすめスポット!

ピューター工場ねぇ…とそこまで期待していなかったのですが、想像以上に子どもたちも楽しめて、そして何より全体的に洗練されていてきれいなのが驚きでした!

そして大事なのが、冷房の温度がちょうどいい!マレーシアの建物は大抵「これでもか!」というくらい冷えていて、寒いくらいなのでちょうどいいい温度に設定されているのにも驚きました。

Work shopもRM65で自分お皿は作って、そしてそれを持ち帰れるのでかなり満足度は高いです。エプロンやしっかりとした箱に入れて持ち帰ることができるのもかなりポイント高いです。