3児の母 マレーシアへ行く

7歳 6歳 2歳 ワンオペ助産師ママ2019年夏からマレーシア生活開始(帰国済)

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【インターナショナルスクール】小さい時からプレゼンプレゼン…

先日夫の職場の先輩と一緒にお食事をしました。
先輩もご家族と一緒にマレーシアに来ているそうで、彼のお子さんたちは小学生と中学生。お子さんたちもインターナショナルスクールに通っているそうです。
お子さんたちのインターでの様子を聞いて「はぁーこれがインターか!」と日本の小学校との違いを感じました。

 

中学生で本格的にプレゼンをする

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先輩のお子さんの通うインター校では日本でいう中学生の学年に上がる時には全員自分のノートパソコンを持っているのが常識だそうです。
というのも、課題や日々の連絡事項を確認するのにPCが必要なんだとか。PCがなければ学校生活が送れないようなのです。

そして課題の中には、与えられたテーマから自分たちで調べてまとめて発表するというものもあるそうです。個人でまとめて発表するにしてもネットは今や必須でしょうし、グループワークとなるとメンバー同士での相談もネット上でするというのだから、これは自分専用のPCがなければ確かにお話にならないでしょう。
そうそう、ネット上で相談・チャットをするということはタイピングの能力がなければいけないわけですが、彼らは中学生の学年に上がる前からタイピングの練習をし、ブラインドタッチを習得の際には、本当にブラインド…キーボードの上に布をかけてタイピングをするという練習をするそうです。
私は今でこそ、それなりの速さでタイピングができるつもりでいましたが、そんな完全なブラインドではタイピングできる自信がありません…。

 

さて、タイピングの技術もそうなのですが、発表もかなりしっかりしているそうです。ポスターであったり、パワポなどでスライドを作って、保護者を招待して発表→質疑応答。そして、発表資料の最後にはきちんと引用資料を明記するそうです。

確か、私が子供の時には社会科の授業で発表とかしたこともありましたが…そんなまるで学会発表のようなちゃんと発表ではなかったし、まして引用元なんて気にしたのは大学生になって研究を教わってからでした…。
恐るべし…

そういえばウチの小学生もプレゼンしてる

と、中学生インター校生の早熟ぶり(?)に驚きましたが、そういえばウチの小学生インター校生・兄助もそこにはたどり着かないまでも、発表は何だか頻繁にやっているよなぁと思い出しました。

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学期末(?)毎に行われる学習発表会では毎回子どもたちが数人ずつグループになって、自分たちで作ったポスターなどを使って学習したことを発表してくれました。

 

1回目の学習発表会では算数で習得したことを披露してくれました。
それぞれのグループが「数を習得したこと」「足し算を習得したこと」「引き算を習得したこと」を発表してくれました。小学一年生ですからね。可愛らしい発表です。

2回目の時には世界のお祭りについて。さすがインターって感じですね。
「ハリラヤ(イスラム教の断食明けのお祭り)」「ディパバリ(ヒンディー教での深新年に相当するお祭り)」「ハロウィン」「クリスマス」「旧正月(Chinese New Yerr)」の5つのお祭りについて、簡単な内容の説明や意味・時期・服装や食事について・飾りについてをそれぞれ発表してくれました。
お祭りのチョイスや発表する内容なんかは先生から指示をされたのでしょうし、内容についても適宜アドバイスを受けたのでしょうけど、子どもたちそれぞれが作ったかわいらしいポスターを使って発表をしてくれました。

正直私も知らないお祭りがチラホラあったので、見ていて勉強になりました。

発表の流れとしては各グループ、まずはみんなでこれから何を発表するのか、そして一人ずつ自己紹介、そしてどんな順で発表するか概要を説明してから内容に移ります。
練習した流れを度忘れしてフリーズする子、そもそもまだ英語に慣れていない子もいて、適宜先生が横から小声でサポートしていましたが、5-7歳の子どもたちが互いに「次順番だよ」とつついたり小声で話したりとサポートし合いながら発表をしていました。
そして最後には「Thank you for listening, parents」と言ってお辞儀をして終わるのです。

日本の小学校では

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夏まで兄助は日本の小学校に通っていましたが、日本の小学校も私の時とはだいぶ変わったなーと感じました。

私たちの時代にも、先生にあてられて立って答えを言ったり、みんなの前に出て発表することもありました。そんなに頻度は多くないけど、集会で発表したり話をしたりする機会がある子も多少はいたと思います。
中学生の時には私の学校では「弁論大会」なるものがあり、テーマは何でもいいので自分が主張したい内容を書いた作文をみんなの前で読むというイベントも年に1度ありました。

 

兄助の日本の小学校では、例えば先生に「この問題の答えは何でしょう?」と聞かれるとわかる子たちが「はい」と手を挙げ、先生に「じゃあ〇〇さん」とあてられた子は、まず席を立ち「はい」と返事をしてから答えをいうというのが約束になっていました。
「はい」という返事をしなかったり、座ったまま答えようとするとすかさず先生から「お返事は?」「立ってね」と注意を受けていました。

そこらへんは全国的にどうなのかわかりませんが、少なくとも私の小学生時代よりなんかちゃんと発表してる!って感じました。

情報を調べ、まとめ、発表する力は必須

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日本でも昔と今を比べても多少の違いがありそうですが(あとは学校によってでしょうけど)、でもインターナショナルスクールはやっぱり違うなーとひしひしと感じます。

 

また兄助のインター校での話に戻りますが、授業カリキュラムがすべて連動しています。
例えば1学期のテーマが「家族や民族」になると、英語学習は家族や民族をテーマにした題材を利用して、そこに関連した単語テストが出たりしました。算数は家族の人数を生徒間で比較したりなどして数の学習をしました。音楽は家族関連の歌、図画工作も家族の絵、そして総合となる授業では家族の価値観や役割などを調べたり親と話し合ってきなさいと課題を出されたり、そこから発展して民族の価値観や民族の持つ文化などを調べたりしていました。

日本では算数と国語と図工と音楽が共通のテーマで動くことはあんまりないですよね。

でも兄助のインター校では一つのテーマをすべての教科からアプローチし、理解を深めていくという教育方針だそうです。
なかなかに面白い教育方法です。…が、いきなり「家族の価値観って何?」と聞かれると困ってしまいます。。

 

ただ、そういう調べても答えが出てこないことも調べればわかることも「なんだろう」と多角的に調べ考え、そしてその結果をまとめ、そして人前で発表という形にするというのは、少なくとも私が今まで受けてきた教育の中ではあまり機会が多くなかったな、と感じます。

兄助がここマレーシアに来て、日本とは異なる教育方針のインターナショナルスクールに通うことはただ単純に「英語力を身に着ける」以上にいろんなことを学ぶ機会になっているんだなぁと感じます。

そしてそれを横で見守る母も一緒に学び取ってやろうじゃないの!と気持ち新たに意気込んでいます♪