【マレーシア生活】ぼったくりgrabに注意!
先月、先々月と飛行機での旅行が何回かあったのですが、その際に空港でぼったくりタクシーにつかまりそうになったのでご報告します。
皆様どうぞぼったくりタクシー、ぼったくりgrabにご注意ください!
ぼったくりタクシーは昔からあるある
日本では流しのタクシーを拾っても、メーターを使うのが普通ですしトラブルになることはそうそうないですが、海外ではそうではありません。タクシーのぼったくりはあるあるです。
メーターを使わない、ぼったくり、強盗など事件に巻き込まれる、乗車拒否などなどなどなど…
でも日本ほど公共交通機関が発達した国もなく、観光客の足といえばタクシーしかない国もままあります。
そんな時便利なのが、タクシー配車サービスアプリ。
最近は日本でも一般的になりつつありますね。
grabって何?
マレーシアはもちろんのこと、東南アジアではgrabというタクシー配車アプリが一般的です。
- 出発地点と到着地点を事前にアプリで伝えることができる(言葉不要)
- 先に値段がわかる(ぼったくられない)
- 到着予定時刻もわかる
- ドライバーの身元がわかる(安全)
- 乗車後ドライバーの評価ができる
- ポイントがたまるとクーポンと交換できる
などなど私たちお客にとってメリットがありますし、
- 事前に出発地点と到着地点がわかる(効率的にお客を拾うことも可能)
- ルート検索も完了した状態でお客を載せられる
- お金もやり取りをしなくていい
- 車内に大量のお金がないので強盗の心配も少ない
- 評価によってはチップもちゃんとつけてもらえる
とドライバーさんにとってもメリットのある良きアプリです。
grabの使い方
- アプリをダウンロードしておく(これは日本でも可能)
- PC経由であれば日本でもクレジットカードを登録できる。スマホで登録するならgrab使用可能な国に到着してから。
- アプリ内の「car」とクリックし、出発地点と到着地点を指定する。
- 場合によって車種(4人乗り、6人乗りなど)を指定する
- 「Book just grab」を押すと、近くのgrabタクシーを検索開始
- タクシーが捕まったら〇分で出発地点につく、と表示されるので遅れないように出発地点に行き捕まえたタクシーに乗る。
捕まえたタクシーのナンバープレートや車の色や車種がアプリ内に表示されるので他のタクシーに乗らないように注意。 - 目的地まで送ってもらい、クレジットカードを登録してあれば自動でそこから支払いになるので、お金のやり取りをせずに車を降りることができる。
最初に登録さえ済ませておけば、使い方はいたって簡単です。英語がうまく話せなくても、英語が通じない国でも、現地のお金に慣れてなくても問題なく乗れて、滞りなく支払いまで済むので助かります。
最近のgrab事情
便利なgrabのタクシー配車サービスですが、ここ最近マレーシアではgrabがタクシー業界を独占しすぎだとかで規制が厳しくなっています。
grabタクシーの数自体が制限され、そのためか料金も値上がり中です。
2019年4月からマレーシアに移住し、今日までgrabを使いまくっている夫に言わせると夏まではすぐつかまって、値段も安かったのに、最近ではなかなか捕まらないし、値段も以前の1.5倍~2倍くらいになってきていて嫌になるとのこと。
とりあえずクアラルンプールでは朝夕の通勤ラッシュ時には捕まえるのが大変です。
以前遊びに行ったマラッカでも少々捕まりにくかったです。
ところが東マレーシアではすいすい捕まるし、値段も結構安かったです。
マレーシア国内でも場所によって多少状況が違うようです。
我々が出会ったぼったくりgrabとは
さて、今回の話のメインであるぼったくりgrabについてお話します。
場所はKLIA2(クアラルンプール国際空港2)の到着ロビー出てgrabのピックアップ地点に行くまでの間です。
KLIA2のgrabのピックアップ地点は到着ロビーからさらに下の階に行かなければいけないのですが、下の階に行こうとエレベーターに乗る前に声を掛けられました。
見るからに日本人家族である私たちに親しげに男は声をかけてきました。
男「やぁ、タクシーを探しているのかい?」
夫「あぁ大丈夫、grab使えるから」
男「いやーでもこっちのほうが安いんだよ」
夫「?」
男「どこに行きたいの?今検索してあげるよ」
夫「〇〇だけど…いやgrab使えるけど」
男「ここに行くのにRM100だね」
私「今grabで普通に検索してRM65だけど」
男「それは△〇&◆#×~…」
夫「うん、もういい」
よくわかんないけど、カモにされそうになりました。
grabを使い慣れていない人ならもしかしたら騙せたのかもしれないけど???とりあえず、ここで生活して数か月、grabにも慣れているし、空港から自宅までの相場もわかっている我々の敵ではありませんでした。
一昨日きやがれ!
ぼったくりgrab対策
おそらく、高い設定にしたgrabで我々を載せるつもりだったのでしょう。
空港での安全な移動手段は
- KLエクスプレス(ただし2人以上ならgrabタクシーの方が安いかも)
- ブルータクシー(grabタクシーより割高だけど、事前にチケットを購入。ぼったくりはない)
- バス(事前にチケットを購入してのる)
- 自分でgrabタクシーを捕まえる
KLエクスプレスに乗るならKLOOKの事前予約がお得です。
ブルータクシー、バスは自分たちでは利用したことありませんが、話に聞くと値段が高いけどスーツケースが多いときはブルータクシーが便利、バスは値段は安いけど面倒くさい(バス停にしか止まりませんからね…)とのことでした。
2人以上での移動ならやっぱりgrabが一番手軽で便利です。
事前に日本でアプリをダウンロードしておいて、マレーシアについたら即SIMカードを交換するなどして、マレーシアでスマホが使える状態にしてしまうのがいいでしょう。
入国審査前にもSIMカードは買えるブースがいくつかあるので、そこで購入して、入国審査を待っている間に設定を完了させてしまうのでもいいかも。
おまけ
とはいえ、クアラルンプールであれば大抵の場所でgrabが捕まりますが、ちょっと地方に行けばgrabが捕まらない場所もあります。
フィリピンでも、町の中心地から郊外のビーチにgrabで行ったら、帰りのタクシーは捕まりませんでした。
ずっと立ちんぼでスマホとにらめっこしていたので地元っぽい人が「タクシー紹介してやろうか?」と声をかけてくれました。
行きより割高になったのは言うまでもありません、が仕方がありません。
また東マレーシアでも街の中心地からちょっと郊外にgrabで遊びに行くと、帰りは大体grabを捕まえられない…ということがやっぱりありました。
その時もその遊びに行った施設の職員さんが個人タクシーを紹介してくれました。
場所によっては使えないこともありますが、それでもgrabは値段交渉には多少役立ちます。grabそのままの値段は無理でも相場がわかれば交渉の余地があります。
タクシーが捕まえられないときもうまく使ってみましょう。