MM2Hは誰が取得できるのか?取得してどうするのか?
MM2Hとは何ぞや?
MM2HとはMalaysia My Second Homeの略で、このVISAを取得すると最長10年間マレーシアに滞在することができるのです!
90日以内の短期滞在であれば特別VISAを申請しなくとも日本のパスポートさえ持っていれば問題ありません。しかし、90日間以上滞在するなら…何かしらのVISAが必要となります。お仕事で行かれる方はもちろん各種適切な就労VISA、留学される方は学生VISAが必要となります。
ええ、でもそしたらなぜ私はこのVISAを取得しようとしているのでしょう。
MM2Hを取得したい!に至ったわけ
我が家の場合には夫がマレーシアで働いていて、一緒に生活をしたいから!です。
夫の取得したプロフェッショナルVISAには家族帯同VISAが出ない
以前マレーシアのVISAについて記事を書いた時にもちょろりと書いたのですが、うちの夫は通常の就労VISAではなく、短期就労者向けのプロフェッショナルVISAなるものが発行されており、こちらは家族帯同VISAが出ないのです!
普通の就労VISAであれば何の問題もなく、家族帯同VISAが出たのに…
兄助の学生VISAだと妹・弟分のVISAが危うい…
であれば、兄助が小学生になるのでインターナショナルスクールに入ってもらい、就労夫と母子留学という不思議な組み合わせではあるけど、これでVISAを取るのはどうかと考えました。
しかし、兄助の学生VISAと私の保護者VISAは出ても、妹ネーネと弟チビ助に未就学児VISA(?)が出るかが不明とのこと。数年前までは問題なかったそうなのですが、発展しまくっているマレーシア…徐々に入国が厳しくなっているようです。
じゃあ安全に滞在する方法はないのか…MM2Hか!
父・母・兄だけVISAを持っていても、妹・弟が不法滞在扱いされて強制送還とかされては困ります。最悪、夫は仕事ですが、私たちは日本に家もあるので、VISA切れとともに帰国…ということも可能なのですが、できるなら一緒に生活したい。…というか私がマレーシアという海外での生活をしてみたい!
「MM2H、もしかしたら取れるんじゃないかな?」
夫の一言で、MM2Hってお金持ちの人のVISAでしょ?と決め込んでいた私に、希望の光が差し込みました。
MM2Hを取得するメリット・デメリット
メリット
- マレーシアに最長10年滞在できる
- 21歳未満の未婚の子どもや60歳以上の両親も一緒に滞在できる
- マレーシアで銀行口座の開設ができる(日本の銀行の金利が非常に低いのに比べるとマレーシアは高金利らしい!)
- マレーシアで年金を受け取ると非課税(まぁ今の私には関係ありませんが。)
- マレーシアの金融商品・投資商品が購入できる(実際こういう投資目的で取得する方も多いようで)
- マレーシアで会社を設立できる
- マレーシアの住宅を優遇ローンで購入できる(これも投資目的でされる方も多いとか)
私にとって関係あるのは上の3つくらいですが、投資とかお金をうまく使える人たちはMM2Hをビジネス目的で取得されたりしているようです。
デメリット
マレーシアの滞在は義務ではなく権利でしかないので、大きなデメリットはないようですが…
- MM2Hを取得するにはマレーシアの銀行口座に30万RM(1RM=27円とするなら約810万円)を定期預金しなければいけない。2年目以降にその半額を引き出せるようになる。
- マレーシアでの就労は禁止
我が家にとってのデメリットはここらへんかな、と。
夫のマレーシアでの給料は潤沢ではありませんので、日本で作った貯金を切り崩しながらの生活予定です。そうなると、使えないお金ができてしまうのは少し不安…
あとは会社を設立して役員報酬として受け取るのはOKだけど、就職して給料を受け取るというのはNGのため、現地の会社で就職している夫はMM2Hの取得はできません。
肝心要の取得できるのかどうか
私は経済的に自立していて、マレーシアに迷惑をかけませんよ。
MM2Hを取得するには経済的に自立しています!私はマレーシアに迷惑をかけずに滞在する財力があります!ということを証明しなければいけません。
正直、ここが引っ掛かって見向きもしていなかったのですが…
50歳未満の人の条件は↓
- 最低50万RM(約1350万円)以上の預金(普通口座でも定期口座でも証券会社もOKだとか。ただし不動産はダメ)
- 最低1万RM(約27万円)以上の給与(夫婦合算もできるけど代表者の収入が70%以上という条件)
- 以上の2つを直近3か月間連続して証明する
50歳以上の人は預金の額が35万RMと少し緩めですが、収入はやっぱり1万RM以上。でも年金も追加してOK。
現状私にはこんな額の貯金はありません。収入は復帰すると何とかギリギリ…でも、マレーシアに行くときには退職するし、そうなると収入は結局途絶えるしなぁ。
条件をもっとよく見るんだ!
しかし!うちの夫は気が付きました!
夫はMM2Hを取得しませんが、日本での持ち家のローンの支払いなど諸々も考えてかなりの額を蓄えていました。
そして一方の私はMM2Hを取得したいけど、そんな大金は持っていない。
↓
預金を移せばいいんじゃない?
↓
二人の口座に蓄えてある預金を私の名義として登録すればいいのではないか?ということに気が付きました。夫婦なんですから、私たちは。
そして、一応ゆとりを持って貯金してあるので多分定期に固定されてしまっても何とかいけるんじゃないか…?
そしてもう一つ。収入条件。
直近3か月の収入証明であって、滞在中も収入を証明しろとは明記されていない。
↓
え?じゃあMM2Hを取った後に退職してもいいの?
↓
いけそう…
希望の光が差し込んできた
ということで、行けそうな気がしてきました。
これが一番合法的に家族全員でマレーシアに滞在できる方法な気がします。
後の問題は、必要書類をきちんとそろえて提出できるのか、という点です。
代理店に頼むと10~20万円かかるそうなので、節約したい私たちとしては個人申請の一択です。ああ、でも英語で申請書とか履歴書とかカバーレターとか書けるのかしら…。
でもせっかくなので、それもブログのネタにしつつ、取り組んでいきたいと思います。
土曜日に行った上野公園です。上野公園大好き!でも来年はこの景色が見れないのね…