3児の母 マレーシアへ行く

7歳 6歳 2歳 ワンオペ助産師ママ2019年夏からマレーシア生活開始(帰国済)

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イチロー選手引退に涙をよせて

2019年3月21日、東京ドームでのアスレチックス対マリナーズを最後にイチロー選手が引退しました。

日本人であれば野球好きでなくても多くの人が知っているほど、有名な平成を代表する野球選手でした。

 

★子連れ野球観戦アドバイス(というか反省)★

子どもの半袖を持っていくべきだったな、と思いました。暑がりネーネが熱気でグズって大変でした…。イチロー選手だからこその熱気だったから、かもしれませんが。

 

 

大熱狂の東京ドーム

3月21日の東京ドーム、結果的にイチロー選手の引退試合となった試合を私たちは幸運にも観に行くことができました。

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ものすごい大熱狂でした!打席に入るだけ、守備に出るだけでも大熱狂!かつてこれほどの大声援に包まれた選手がいるのでしょうか!というほど、ものすごい熱意でした。

平成を代表する偉大な野球選手の引退試合、それを彩る大声援の一部になることができたことは私たちにとってとても思い出深い日となりました。

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イチローファンの夫は何としてでも観に行きたかった

正直な話、私は野球をするのは好きなのですが観るのはあまり得意ではありません。(と言ってもプレーも別に下手の横好きなんですけど…)

なので特別好きな野球選手も球団もなく、試合を観に行くことも稀なのですが、今回は夫が大のイチローファンで、「観に行こうよ!」というので一緒に行ってきました。

チケットが取れない…

イチローが東京ドームで試合をする と気がついたのは2/20で、即行くことを決めましたがチケットはその時点ですでに完売。諦めきれずに夫はネットオークションで転売されていたチケットを買うことに。

しかし、4500円のチケットは1枚1万円に跳ね上がっていました!そうですよね!それだけでもイチロー人気が伺えます。普段なら躊躇するけど、迷わず買いました。子どもの分も合わせて4万円…。

それでも、シアトルまで観に行くことはなかなかできないし、いつ引退するかわからない(その時点では引退説が囁かれるものの、イチロー本人が宣言していたわけではないので…)。もしかしたら生のイチローを観れる最後の機会かもしれない。と思い即決でした!

タイトスケジュールの合間を縫って

日程的にも実はなかなかぎゅうぎゅう詰めでした…

夫の出国まで1週間を切っているし、出国直前まで仕事つめつめ。まだ全然荷造りもできていない。

しかもその日は

  • 夫の兄弟主催の家族で出国前の会食(壮行会)
  • 自家用車の廃車手続き
  • そこからの、イチロー観戦
かなりタイトスケジュールでした。普段なら「そんなスケジュール詰め込むの良くないよ。」と止めますが、今回ばかりはそうはいきません。
兄弟主催の壮行会も他に日程がないし、断るわけにはいきません。
日程的に余裕がないので廃車手続きもその日にやるしかありません。(今考えれば、私が後日やるという手もあったわけですが…んーでも名義は夫だし…というかよくわからないし…)
彼がどれだけのイチローファンかを知ってる私は止めるわけにはいきません。
と言っても、私はそのために何をしたかと言えば特に何もしていないけど。とりあえず背中は押しました。

涙を流したのはうちの夫

タイトなスケジュールで若干寝不足(主に夫)などもありながら、何とかすべての予定を終え、東京ドームに試合開始前にたどり着きました。

ライト席だったので思った以上にイチローの背中を間近に観ることができました。そして最初にも言いましたが、何より球場の熱気がすごかったです。その中にいるだけで大興奮でした!

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 そして8回表、守備についたイチローを大声援が迎え…落ち着いたと思ったらまた会場総立ちの大声援です!何事?と思ったら、そこでイチロー交代の時でした。ベンチに戻っていくイチロー、ベンチの選手や監督皆がイチローを出迎え、笑顔で一人一人と抱き合って、そしてグラウンドを去っていきました。

私たちも子どもをそれぞれ抱いて立ち、拍手を送りました。わけのわかっていないチビ助も喜んで皆と一緒に拍手を送っていました。

 

夫はその時泣いていました。

 

夫にとって尊敬してやまないイチロー選手

涙の理由

私は実際のところファンとは言えません。しかし、夫は何かにつけイチローの話をしたがる大ファンです。むしろ、イチローの話ばかりするので私がうんざりするほど…

ベンチに下がるイチローの背中を見ているとき、まだ引退の事実は知りませんでしたが思わず感極まったんでしょう。

今日の試合、結果を出したかっただろうに打てなかった無念さに想いを馳せたのか、それでもなおこの大歓声を起こす彼の偉大さを実感したか…それともただ自分が観ることができるのがこれが最後だという名残惜しさか…夫はどんな気持ちで泣いたのでしょう?

聞けばいいけど聞きません。(笑)

話し出すなら止まらないだろうし(そうなると多分私はうんざりする結果になるかも)、話さないなら話せないのでしょう。

夫の気持ちは夫の中に留めておくのが多分一番いい形で思い出として残るでしょう。

 私の感想(私たちって夫婦なんだなぁ)

私はと言えば、「自分のためだけにこんなに大きな歓声が起きるってすごい幸せなんだろうなー」と思いをはせていました。引退記者会見でもイチロー選手言ってましたね。「後悔なんてあろうはずがない。」と。そんな経験、一般人である私は経験することなんてないでしょうけど、想像するだけで胸がいっぱいになります。

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でも同時に夫の涙に感無量でした。

普段泣くことのない彼が涙を流すほど好きだった選手の最後の試合を間近で観戦できたこと、そして自分の声援を届けることが出来たことは、夫にとってこれ以上ない思い出になったに違いない!と確信しました。

過密スケジュールの中、子どもを連れて無理矢理にでも来て良かった。と思いました。

 

そして、夫の喜びを純粋に喜べる私は「あぁ、この人と夫婦なんだなー」としみじみ思ったのでした。他人の喜びを我が事のように喜ぶって、それも心から本当に喜ぶことってそうそうないです。

 

 バレンタインデーの際には「もうときめきもないかなー」なんて思っていましたが、ときめかなくても、諦めた部分もあっても、夫婦として根柢の気持ちはつながっているようだと感じたのでした。(少なくとも私の方は。)

 

イチロー選手ありがとう

話が夫婦観にずれてしまいました。

イチロー選手は私が言うまでもなく、本当に偉大な選手でした。印象に残っていることとして、200本安打など記録に残ったことよりも、シーズン最後の日々をあげるあたりも偉大だなと思います。最後の日々はきっと何よりも辛い日々だったことでしょう。でも今日の日を迎えられたことが本当に素晴らしいと思います。自分の思い通りにいかず、結果も出せず、そういう辛い日々を乗り越え、最終的にその日々を胸を張って誇れるように私も強くありたいと思いました。

こんなにわかファンのような私も勇気をもらいました。

本当にありがとうございました!

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もうすぐ夫は出国。

多分私も夫もそれぞれ大変な日々が待ち構えていることでしょう。

でももらった勇気を胸に立ち向かっていきたいと思います!!

 

新学期を迎え新生活となる方も多いかと思いますが、皆さん気合い入れて頑張っていきましょう♪